こんにちは!しましまです!
今回はFIREまでのステップ【後編】です。
FIREまでのステップ【前編】は、以下のリンクからご覧になれます。
FIREまでのステップ【前編】では、リタイア後に必要な金額を知ることと支出を減らすことについて紹介しました。FIREまでのステップ【後編】では、貯蓄と資産を増やすことに焦点を当て、FIREまでの道のりについて考えてみたいと思います。
お金を貯める
いわゆる貯蓄ですね。FIREを目指すうえで、この貯蓄をいかに増やせるかが、鍵となります。
しかし、この貯蓄が、FIREを目指す上での難問と言えるのではないでしょうか。近年では、日本の貯蓄率はあがっているといった記事も拝見しますが、それでも全体の平均貯蓄率は10%ほど言われています。また、令和3年の年齢別の平均年収については以下の通りです。※一部抜粋
年齢平均 | 307万円 | ||
19歳以下 | 183万円 | 45~49歳 | 344万円 |
20~24歳 | 213万円 | 50~54歳 | 366万円 |
25~29歳 | 246万円 | 55~59歳 | 366万円 |
30~34歳 | 276万円 | 60~64歳 | 293万円 |
35~39歳 | 305万円 | 65~69歳 | 260万円 |
40~44歳 | 328万円 | 70歳以上 | 243万円 |
出典:https://www.mhlw.go.jp/toukei/itiran/roudou/chingin/kouzou/z2021/index.html
年齢平均でみると約307万円という結果となり、ここから貯蓄率10%で計算すると年間の貯蓄額は約31万円となります。いかがでしょう、平均値とはいえ、この貯蓄額では、FIREすることは、厳しいと認めざる負えません。しかし、貯蓄率を上げることの大切さは、理解できたのではないでしょうか。
では、具体的に貯蓄率を上げていくにはどうすればよいのか。
著者が実際に取り組んでいることとしては、以下の3点です。
①口座を分ける
➁コンビニを使わない
③株主優待を活用する
まず、口座を分けることについてですが、貯める用の口座と使う用の口座を用意します。次に、給与で振り込まれる口座を使うようにし、自動入金システムを活用して、貯める用の口座に一定額を貯蓄するという方法です。この方法であれば、毎月安定して貯蓄することが可能となり、無駄な出費を抑えることができます。ただし、この方法を活用するためには、月の生活費を把握しておく必要があります。最低限の生活費を把握し、無駄を減らすことで、貯蓄率を上げることができます。
次は、コンビニを利用しないです。コンビニは便利なので、つい活用したくなってしまいますが、著者はコンビニでの買い物をやめてから月1万円ほど貯蓄に回せるようになりました。最初は、億劫ではあったのですが、やはりスーパーで同じものを買ったほうがはるかに安いのです。飲み物、お菓子、お弁当、日用品どれをとってもコンビニは割高なのです。
普段コンビニを活用している方にとっては、少しハードルがありますが、まずは、飲み物だけでもスーパーで買いだめするところから始めてみてはいかがでしょうか。意外とこんなに使っていたの!?と思えるかもしれませんよ。
最後は、株主優待の活用です。これに関しては、多少リスクがある方法なので、参考程度に聞いていただければと思います。著者は株主優待を、生活費補助を目的として活用しています。株主優待の中には、生活に役立つものも多く、それを活用しながら、貯蓄率を上げています。例えば、イオン[8267]の株主優待では、100万円を上限に最大7%の還元できるイオンオーナーズカードがもらえたりします。ただし、株主優待は、多少のリスクを伴うため、検討する際は、許容できるリスクの中で行うことが大切です。
資産を増やす
いよいよ最後のステップですね。最後は、資産を増やすです。
これまでのステップをまとめると、①目標金額を決める→➁出費を減らす→③貯蓄をするの3つのステップとなります。①では、FIREするために必要な目標金額を決めました。これは、FIREするための最終目標を決めるために必要なことですね。そして、➁と③は、最終ステップである資産を増やすために必要なことでした。
資産を増やすためには、やはり元手が必要になります。なぜなら、その元手が多ければ多いほど、資産が増えるスピードが上がっていくからです。
資産を増やす方法としては、大きく分けて不動産、株式投資がありますが、今回は株式投資の中でも、配当金で資産を増やす方法についてになります。
配当金は、企業が株主に対して還元を行うものであり、企業によって異なりますが、4%の還元がおおむね妥当とされています。
それでは、4%の配当がもらえると考えた場合、一体どのくらいで目標金額となるのでしょうか。
元手資金を100万円、目標金額を4500万と仮定し、計算した場合は以下の通りとなります。
・毎月10万円積み立て 4.0%の運用利回り 約22年
・毎月15万円積み立て 4.0%の運用利回り 約17年
・毎月20万円積み立て 4.0%の運用利回り 約14年
もちろん毎年4%の利回りはあくまで仮定であり、必ずこの通りにいくとは限りませんが、積み立てる金額によってFIREへの達成するまでの年数が大きく異なることがわかると思います。
毎月20万なんて無理!それどころか2万ですら厳しいと感じた方もいたかとは思いますが、漠然とお金を貯めるのではなく、どうすれば、1円でも貯蓄に回せるか、そういった工夫の積み重ねを続けていくことがFIREを達成するためには大切なのだと思います。
まとめ
いかがだったでしょうか。今回は、FIREまでのステップについて前編、後編に分けてお話してきましたが、具体的に考えていくことで、ほんの少しだけ、FIREするために必要なことがイメージできたのではないでしょうか。実際に、FIREを達成するための課題は多く、厳しい側面はあるかと思います。ですが、決して夢物語ではなく、実現可能な生活ではあります。多少時間はかかりますが、一歩一歩着実に進んでいきましょう!
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