配当利回りが魅力の銀行株TOP3+番外編

投資

こんにちは!しましまです!

今回は銀行株について紹介していきます。

銀行株は、安定した業績と高い配当利回りを誇る銘柄が多く、特に長期投資家にとって魅力的な選択肢の一つです。現在は利上げの可能性を見越して株価が上がりつつありますが、今後の成長を期待ができる業種と言えます。

今回は、配当利回りが高い銀行株をランキング形式で紹介し、それぞれの特徴や投資ポイントを解説します。

1.配当利回りの基本

配当利回りは、株価に対する年間配当額の割合のことを示します。

以下計算式から配当利回りを算出できます。

配当利回り(%)=年間配当金 ÷ 株価 × 100

配当利回りが高い銘柄は、株主還元意識が高く、収益基盤が安定している傾向があります。

銀行株が高配当な理由

・業績が安定しやすい(金融業界の特性)

・法規制により一定の配当性向を維持する必要がある

・低成長時代でも比較的堅調な利益を確保できる

2.今後高配当が期待できる銀行株TOP3

三菱UFJフィナンシャルグループ[8306]

特徴:国内最大の金融グループ。利上げにより今後更なる増収増益が期待でき、株主還元にも積極的な企業です。株価1年前と比べ倍近くあがっていますが、今後もこの流れは続いていくことが予想されます。

・配当利回り 3.39%

・配当性向 35.4%

・自己資本比率 4.9%

三井住友フィナンシャルグループ[8316]

特徴:三井住友銀行を中核とする大手金融グループ。最近は株式分割が行われ、小額投資家でも購入がしやすい銘柄になっています。配当利回りとしては他の大手銀行と遜色がない優良企業です。

・配当利回り 3.35%

・配当性向 32.9%

・自己資本比率 5.0

みずほフィナンシャルグループ[8411]

特徴:日本を代表する大手金融グループ。最近までは他のメガバンクより見劣りする部分もありましたが、業績好調により、配当利回りが大きく増加してきています。

・配当利回り 3.51%

・配当性向 39.1%

・自己資本比率 3.6%

番外編

セブン銀行[8410]

特徴:ATMサービス中心のネット銀行、セブン&アイHDの子会社。安定した配当利回りと価格も3万円台と少額から投資ができる点が魅力。

・配当利回り 3.33%

・配当性向 40.3%

・自己資本比率  15.17%

ふくおかフィナンシャルグループ[8354]

特徴:地銀総資産2位の金融持株会社であり、業績好調。地銀の中でもトップクラスの業績を誇る。

・配当利回り 3.28%

・配当性向 35.4%

・自己資本比率 3.1%

住信SBIネット銀行[7163]

特徴:インターネット専業銀行。現状の配当利回りは低く、高配当銘柄とは言えないが、今後の成長が期待でき、配当性向からも増配の可能性が高い銘柄と考えられます。長期投資を考えている方は一考の余地はありそうです。

・配当利回り  0.64%

・配当性向 10%

・自己資本比率 1.4%

3.配当利回りだけで選ぶのはNG!チェックすべきポイント

配当利回りだけに注目すると思わぬリスクを見通す可能性があります。以下の点も確認していくと、よりリスクを抑えて投資をすることができるでしょう。

・配当性向

利益の何%を配当に回しているか。過剰に高い場合は注意が必要です。配当性向の目安としては概ね20%~40%程度が適切と言われています。これ以下であれば、還元を少ない企業といえ、これ以上であれば還元が高すぎると言えます。どちらがよいかは企業によって異なりますが、適切な還元をしている企業が長期投資としては妥当といえるでしょう。

・財務健全性

自己資本比率や不良債権比率を確認。

銀行の自己資本比率の目安は、海外営業拠点がある銀行では国際統一基準の8%以上、海外営業拠点がない銀行では国内基準の4%以上とされています。

※自己資本比率とは銀行の財務基盤の安定性を測る指標のことであり、高いほど安全。不良債権比率は銀行の貸出の質を測る指標のことであり、低いほど健全といえます。

・将来の成長性

金利環境や規制の影響で収益が変動する可能性を考慮していくことが大切です。特に今後の銀行株に関しては、金利上昇が利益に直結してくるため、どのタイミングで金利を上昇させていくのか、その幅といった日銀等での政策について調べていく必要があります。このような情報によって株価が急激に変動していくことも投資をする上では抑えておくと良いかもしれません。

銀行株の今後:利上げ局面と金融環境の変化

現在、金利上昇が進む中で、銀行株は収益拡大が期待される一方で、不況リスクへの備えも大切です。特に以下の点に注意しておくと、より適切な投資判断をくだすことができるでしょう。

・利ザヤの改善

貸出金利と預金金利の差が広がることで利益拡大が見込めます。

※簡単に言えば、「お金を貸すときの金利」から「預けたお金に支払う金利」を差し引いた額のことで、この差が大きいほど、銀行の収益は増えていきます。

・経済の安定性

景気悪化時には貸倒引当金が増加するリスクがあります。

※貸倒引当金とは、銀行や企業が、貸し付けたお金(貸出金)が回収できなくなる可能性に備えて、あらかじめ計上しておく費用(引当金)のことを言います。予めリスクに備えておくことで、財務の健全性を保つことができます。

まとめ

今回は銀行株についての紹介でしたがいかがだったでしょうか・

銀行株は、高配当と安定収益が期待できる魅力的な投資先です。今後は利上げの可能もあり、ますます増益増収が期待できそうです。ただし、配当利回りだけではなく、財務状況や市場環境も確認したうえで最適な銘柄を選ぶことが重要です。自身の投資目的にあった銀行株を選び、長期的な視野をもって資産形成を目指していきましょう!

この投稿が皆さんの投資生活の一助となれば幸いです。

コメント

タイトルとURLをコピーしました