こんにちは、しましまです!
今日は今話題のカブアンドについて個人的な感想を話していきます。
結論からになりますが
「現時点では自分は買わない」です。
カブアンドの概要については詳しく解説してくれている動画がたくさんあるので詳細は省きますが、個人的に買わない理由についてお話していきます。
企業として乗り換えのメリットが低い
カブアンドの事業をざっくり見るとインフラを柱としたもののようですが、そもそも既存のサービスとどの程度価格が違うのか不透明です。「でんき」、「ガス」、「モバイル」、「ひかり」、「ウォーター」、「ふるさと納税」で今後も内容が増えていくとのことですが、品質、サービス、価格、収益の安定性どれをとっても既存の企業よりどの程度成長を見込めるのかわかりません。
既に確立された信頼と実績のあるサービスを変えてまで株をもつ理由とは何か考えたいところです。
株は貰えたけど、生活が不便になった、前よりも料金が高くなったとなれば本末転倒です。
投資をするならおまけにつられてお金を失うなんてことのないように心がけたいところです。
未公開株のリスク
未公開株とは、証券取引所に上場していない企業の株式のことです。
投資対象としては魅力的な側面もありますがリスクも多いと言われています。
未公開株での一般的なメリットとデメリットとしては以下のことが挙げられます。
【メリット】
1.高い成長の可能性
未公開企業、特にスタートアップ企業や成長の見込みのある企業は上場よりも高い成長率を期待できる場合があります。成功すれば、投資額以上にリターンが得られる可能性もあります。
2.上場後の利益獲得の可能性
未公開株を保有している企業が上場(IPO)した場合、株の価値が上がる可能性があります。特に日本の場合上場ゴールと言葉あるくらいで、上場時に大幅な上昇が期待できます。これにより投資家は大きな利益を得ることができます。
3.割安で購入することができる。
未公開株は、上場企業と比べて評価額が割安である場合があります。特に成長ポテンシャルが大きい企業であれば投資をした際、将来的に高い利益を得られる可能性があります。
【デメリット】
1.流動性のリスク
未公開株は市場で自由に売買できないため、現金化は難しいと言われています。買い手が見つかるまで時間がかかることも多く、急な資金の対応も難しいです。
2.情報の不透明性リスク
上場企業とは異なり、未公開企業は情報開示義務が限定的です。そのため、財務状況や事業内容、経営戦略に関する十分な情報が得られず、適切な投資判断を下すことが難しい場合があります。
東証で採用されている銘柄でさえ、不祥事、粉飾決済と情報が不透明な場合があり、それが非上場企業ともなればなおのことです。これは投資する上でかなり重要なことで、ネットの情報や企業の言葉だけで判断しなければならず、客観的な評価が難しい中で自身で考えていかなければならないことを意味します。
よっぽど経営に詳しい人でない限り、情報の少ない企業への参加はリスクが高すぎというのが見解です。
3.詐欺のリスク
先ほどの情報の不透明性リスクとも繋がりますが、未公開企業は詐欺のリスクが大きいです。
創業者が有名で信頼できるとしても、周囲がそうとは限りません。ネットであれば、なりすまし、虚偽の情報の流布、過大なリターンの約束、販売業者や仲介業による詐欺的行為といったものが常につきまといます。詐欺のリスクは、情報の不透明さからでもありますが、目先の利益を優先して投資判断が鈍くなることも関係しています。
このような話題には必ず詐欺が横行するのは世の常であり、多大なリスクを背負ってまでのリターンはあるのか考える必要があります。
4.上場ができない場合のリスク
おそらく、これが一番最悪のリスクです。
未公開株は、上場すれば株価が上がり、利益を得る可能性はあります。しかし、事業がうまくいかず、上場できないリスクも同時に考えておく必要があります。実際、どの程度上場の見込みがあるのかは不透明ですし、目指すだけで終わる可能性も十分あります。また、倒産した場合は、サービスを変える手間もあります。
株をもらうことのみに執着しすぎて肝心のサービスが利用できなければ何の意味があるのか。
上場できず株が紙くずになれば残っているのは不確定要素の強いサービスだけになります。
しかも、仮に上場できたとしても、持ち株が100株そこらなら対して利益は得られないでしょう。配当もない、上場しても利益は薄利となれば、その企業に投資する魅力とは何でしょうか。
全体を見て総合的に判断することが投資をする上で大切ではないかと私は思います。
まとめ
今回は、カブアンドについて、自身の考えを書いてみました。カブアンドという事業自体は新鮮でおもしろいと個人的には思っていますが、それと投資する魅力があるかは別問題です。
多くの人に株をもってもらいたいという気持ちは、私自身も感じていますし、もっと投資に関心をもってもらいたいとも思っています。ですが、特典にだけ目がいき、肝心のビジネスや成長についての視点が抜けていては長続きしないことは目に見えています。
目先の利益に囚われず、この事業は他の企業と何が違うのか、価格、品質、継続性はどうかこのようなことも併せて考えていけると視野が広がるのではないかと思います。
安定した株が欲しいのであれば、NTTがありますし、利益を求めるなら投資信託やエヌビディアだってあります。単純にカブアンドという企業に魅力を感じている、応援したいという方であればよいと思いますが、周りが良いと言っているからという理由であるならば今一度立ち止まって考えてみるのも良いかもしれませんね。
皆さんはカブアンドについてどう思っていますか、賛否両論あると思いますが、色々な意見を参考にしながら、よりよい投資生活を送っていただければと思います。
この投稿が皆さんの一助となれば幸いです。
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