こんにちは!しましまです!今日はしましま体験談⑤です。
“株主優待” 株取り引きをしたことが無い人でも言葉くらいは知っているだろう。
株を保有することで、企業によっては様々な品をもらうことができる。
しましまがこの言葉を知ったのは、いつ頃だっただろうか。確かテレビで株主優待の特集を熱心に見ながら勉強していたのがきっかけだっただろうか。いや。しましまがそんな勉強熱心だったことは過去に一度もない(反語)。
なぜ知っていたのか全く記憶にないが、株式用語で唯一知っていた言葉である。
「のんびり優待とか配当でももらいながら億万長者を目指しますか!」。最初は、そんなことを考えながら株式投資を行っていたのを今でも覚えている。
THE 浅はか。
株を持っているだけでただで品物をいただくことができる仕組み、その名も株主優待。なんとも甘美で夢のような言葉である。
しかし、その甘い言葉につられて株を購入すると後に痛い目を見る羽目になる。そう。しましまのように。
最初に株主優待をもらったのは、J-BBタワー[3776]であった。
現在は廃止されているが、当時は100株で優待クーポン券といった株主優待をもらうことができた。資金がなかったしましまは、なんとか買うことができるこの銘柄の優待に狙いを定めた。正直、もらっても使うことはなかったが、「金券ショップにでも売れば少しはお金になるかー」っといった軽い気持ちで購入していた。
実に甘い考えである。案の定そんな考えは通用せず、金券ショップに持っていってもお金に換金してもらえることはなく、初めてもらった株主優待は、何の活用もできずに終わったのであった。誠に遺憾である。この時、唯一学んだことは、優待券にも期限が存在するということであった。
いつでも使えるわけじゃないのか‥‥
どんなものでも有効期限というものはあるのだと、身をもって知ったしましまであった。
これから株主優待を狙う方は、くれぐれもご用心を!
それからしばらくして、J-BBタワー[3776]を売却したしましまは、次の銘柄を探す旅に出たのであった。しかし、株主優待を手に入れるにもある程度は資金が必要なことに加え、自身の生活に役立つ優待は意外と少なかった。
また、優待には様々な条件があることも知った。株式の保有数に応じて優待の品が上がる、長期保有で優待を得ることができるといった条件をクリア必要がある銘柄は、しましまにとって難易度が高かった。
そんな中、しましまはある銘柄を知る。その銘柄こそMIRARTH(旧タカラレーベン)[8897]であった。
購入当時の株価は331円。2022/10/13現在の株価は386円と当時とほとんど変わらない状態の銘柄である。株価は低い割に配当利回りはかなり高く、お米券の株主優待もあったため(2021年7月に優待廃止となっている)。資金がなかったころのしましまにとってはお宝のような銘柄であった。
銘柄を見つけたしましまは、さっそくこの銘柄を購入した。低位株というは、株価はほとんど動くことはなく、退屈なものであった。
銘柄を購入をした後は、特にすることもなかったため、優待の日まで株価の動きを眺めて過ごすことにした。しかし、この時はまだ株主優待を獲得することの意味とそのリスクを全く把握していなかった。
しましまが銘柄を買った日は、権利確定日、数日前でした。
さて、ここでみなさんに質問です。
権利確定日数日前に銘柄をを買い、その後に起きることはなんでしょう?
答えは…“配当落ちで資産がマイナスになる”です。
なんとこの時、しましまは最も株価が上がっている時に、銘柄を購入してしまっていたのです。そして、配当落ちで、ドスンと株価が下がり、その結果、利益を得た以上に損失を出してしまうという本末転倒なこととなってしまいました。
これは。酷い。
優待銘柄や高配当銘柄を買う際に最もやってはいけないこと。それは、割高の段階で銘柄を購入することである。しましまは、見事に最高値で銘柄を拾い、その後の配当落ちで見事に資産を減らしてしまったのです。
憐れ。初心者ここに極まれり。
株主優待という甘い言葉の先には、このようなリスクも存在するのです。
もし、株主優待を目的で購入を検討する場合、こういったリスクもあることを重々理解した上で、妥当な株価を知り、計画的に購入を検討していくことを強くおすすめしたい。
くれぐれも、しましまのような購入はしないように…
株主優待だけに囚われると、結果として資産を減らすことになる。
しましまは、また一つ賢くなった。賢さ+1。(続く)
コメント